第3回JCカップ
U-11少年少女サッカー大会

大会REPORT

公益社団法人日本青年会議所と一般社団法人日本サッカー名蹴会が共催する「第3回JCカップU-11少年少女サッカー大会」が、2017年9月9日〜10日(土日)に大阪府のJグリーン堺で開催された。

北海道から沖縄までの10地区でそれぞれの予選大会を勝ち抜いた10チームと地元推薦枠2チームの計12チームが参加し、熱戦を繰り広げた。

この大会のテーマは〝グッドルーザーの精神〞。

「試合に勝つため最高の準備をして、全力で勝とうとする真剣な態度を持ち、たとえ試合に負けても相手を称え、次に進むために前向きな心を持って切り替える精神」である。

全国の予選大会でも"グッドルーザーの精神"の普及が推進されており、2DAYで行われた本大会はその精神に溢れていた。

白熱の決勝戦!"江南南SS(埼玉県)vs 大山田SSS(三重県)"

決勝戦の組み合わせは、昨年準優勝を飾った関東地区代表「江南南サッカー少年団」と 東海地区代表「大山田サッカースポーツ少年団」の2チーム。各地区の強豪との戦いをのし上がってきた。

激しい競り合いの中先制したのは「江南南」。すぐに「大山田」も同点に追いついた。しかし後半、センタリングからの見事なヘディングで勝ち越し点を入れた「江南南」がさらに追加点を押し込み、3-1で試合は終了した。念願の優勝を決めた「江南南」。両チームの最後まで諦めない全力プレーに観衆から大きな声援が飛び交った。

名蹴会メンバーによる座談会

初日の夜には、名蹴会会長 金田喜稔、戸塚哲也による座談会が行われた。各地区の代表10チームが参加し、この大会のテーマである「グッドルーザーの精神」について改めて学ぶ機会を設けた。
また、屋根付きの人工芝の会場で行われたこともあり、試合に活かせる技術的な指導も行われた。

文科省とのタイアップ|みんなのNIPPONサッカー

大会と並行して、日本青年会議所と文科省がタイアップした障がい者への総合支援事業「みんなのNIPPON共生社会プロジェクト」の一環で、スペシャルオリンピックスニッポンとコラボし「みんなのNIPPONサッカー」も行われた。


夢の対決!ドリームマッチ

決勝戦の後は、各チームの代表選手による選抜チームが、釜本邦茂率いる名蹴会ドリームチームに挑む 『ドリームマッチ』が行なわれた。 メンバーは釜本邦茂、金田喜稔、戸塚哲也の名蹴会メンバーと、ガンバ大阪からもOB選手が参加した。滅多に見れない顔ぶれや、大人にも負けない子どもたちのプレーに観衆も大いに盛り上がった。

表彰式は伊野波選手もゲストで登場!

そして表彰式では、ヴィッセル神戸の伊野波雅彦選手がゲストプレゼンターとして登場。伊野波選手にメダルをかけてもらった入賞チームの選手たちは目を輝かせ喜んだ。

優勝:江南南SS(埼玉県)

準優勝:大山田SSS(三重県)

第3位:ヴィッセル神戸(兵庫県)

グッドルーザー賞:グランフォルティス沖縄ジュニア(沖縄県)

社長が球拾いするサッカー大会

また、各地域の予選大会からこの全国大会までの運営を下支えするのは、全国の青年会議所のメンバーたちである。サッカーをする環境だけを切り取ればまだまだ改善できる余地は沢山あるが、"未来の日本を支える人財"の為に、ボランティアで朝から晩まで会場設営からボール拾いまでを行う青年会議所メンバー。メンバーは主に地域の中小企業経営者たちである。

「社長が球拾いをする少年サッカー大会」。

国内でも他に類を見ない運営スタイルが、このJCカップの特徴でもある。

出場12チーム

エスピーダ旭川(北海道)

山形FCジュニア(山形県)

江南南SS(埼玉県)

大山田SSS(三重県)

ARTISTA JFC(長野県)

ヴィッセル神戸(兵庫県)

福米西SC(鳥取県)

帝人SS(愛媛県)

スマイス・セレソン(大分県)

グランフォルティス沖縄ジュニア(沖縄県)

カンソンFC(大阪府・招待枠)

RIP ACE SC(大阪府・招待枠)

SNAP